2023年1月8日夜、「オンラインTHOGO塾 -教えたいこと全部話します-」をツイキャス配信で視聴した。
「THOGO塾」は、イベントやライブなどのプロデューサーとして活躍中のTHOGOさんが、自らの経験に基づいてマインドやノウハウなどを教える学びの場だ。今回は元ハロプロアイドルもゲストに迎え、5時間にも及ぶ充実の内容だった。
THOGOさんと初めてお話させていただいたのは2016年のフェチフェス取材のときだった。
CPEのキャットファイト自体は知っていたが、そのプロデュースをしているTHOGOさんは知らなかった。取材でTHOGOさんのお話をお聞きして「なるほど」と納得させられた。
その後もTHOGOさんから何度かご連絡をいただいていた。しかし、僕は当時、家庭教師で忙しく返事をできずにいた。会議室でTHOGO塾が開催されることを知って、ギリギリまで参加するかどうか悩んだこともあった。こちらも結局、時間的な理由から参加を見送った。こうした事情から、僕はいつの間にかTHOGOさんと疎遠になってしまった。
THOGOさんに再び声をかけていただいたのが2022年12月。そこから今回のオンラインTHOGO塾開催を知り、「今の自分に必要だ!」と思ってチケットを購入した。実際、予想以上にたくさんの「気づき」や「刺激」を得られた。「四十代をどう生きていくか?」を考えなければならない三十代最後の一年の初めにTHOGO塾と出会えたことは、とても幸運だった。
冒頭でも書いた通り、THOGOさんはイベントやライブなどのプロデューサーなので、THOGO塾もイベント運営や音楽活動の話がメインだ。一方、僕はイベントを運営したり、音楽の道に進んだりしたいわけではない。それでも、僕は「THOGO塾から学ぶべきことは多いだろう」と思っていた。フェチフェス取材でTHOGOさんのお話をお聞きしたときから、THOGOさんの価値観や思想に心惹かれていたからだ。
僕はフリーランスとして10年くらい活動してきた。コロナ禍の数年は、収入が安定していたこともあって引きこもりがちになり、「このまま外に出ず、人とも会わず、誰にも知られることなく細々と稼いでいけばいい」と考えていた。しかし、状況が変わったのと、2022年7月からイベント参加や取材を再開したのとで、「このままの人生ではダメだ」と実感し、外に出ることを決意した。そして、何年ぶりかにたくさんの人と再会し、「好きな人を応援したい」という気持ちが強まった。
僕は現在、「好きな人を応援したい」を実現し、それを収益につなげていく方法として、オウンドメディア運営を考えている。教育に特化した「みみずく戦略室」などのサイトはずっと一人で運営してきたが、これから始めようと思っているオウンドメディアは、いろいろな人の力を借りることになるはず。だから、THOGO塾で学んだことは、自分の人生の指針にするだけでなく、今後の活動にも直接活かせるに違いないと思った。そして、この思いは正しかった。
ここでTHOGO塾のネタバレをするつもりはない。しかし、ざっくりした感想は記録しておきたい。
マインドの部分については、僕がいつも偉そうに生徒に話していることと重なる部分がある一方で、これまで漠然と「こうした方がいいのかな?」と思っていたことをTHOGOさんが「こうした方がいい」と断言してくれることが多く、背中を押してもらった感じだ。「応援する人が応援してもらえる」「自分が客になってお金を使うことが大切」などのお話は特に肝に銘じたい。
「『売れる』とはどういうことか?『売れる』ことよりも大切なことは何か?」といったお話も、あちこちイベントに足を運んで、いろいろな人からお話をお聞きした中で考えていたことと合致した。THOGOさんは結果を出している人なので、そのTHOGOさんの考え方と合致するのなら、自分の進むべき道に間違いはないのだろう。自信をもって歩んでいくことができそうだ。
ToDoやネタ帳のやり方については「自分はできていない」と思ったが、よくよく考えると、精度は低いものの似たようなことはしている。忘却防止のため、やるべきことや思い付いたことを紙に書き、終わったものは線で消すことをずっとしていたので、それをもっときちんとやれば、THOGOさんの仕事術に近づいていくと思う。
5時間ずっとメモを取りながら視聴していた。10枚くらいの紙にみっちり書き込んだメモは、これから何かあるたびに見直したい。このメモは僕にとってお守りの役割も果たしてくれるだろう。
僕はずっと、何でもできてアクティブなTHOGOさんは雲の上の人だと思っていた。しかし、実際にお話をお聞きすると、自分と似ている部分も多いことがわかり、真似をすること、THOGOさん流に言えば「TTP」ができそうな気がしている。
THOGO塾で学んだことは、これからの僕の人生の指針となるはずだ。