引きこもりはコスパ最高!仕事も勉強も自宅でできる効率がいい生き方

テスト前になると、「家で勉強できないので」と言って、図書館や喫茶店に行き、友達と一緒に勉強?する生徒たちが多い。彼らに対して、僕はよく「わざわざ出かける時間がもったいない。それに、友達と一緒で、本当に勉強できるの?」と言う。彼らのテスト結果は……。

喫茶店で家庭教師をしていると、パソコンで仕事をしている人や、参考書などを持ち込んで勉強している人をよく見かける。

実際にカタカタとキーボードを打っている人は、仕事に集中しているのだろう。

一方で、参考書をテーブルの上に置きっぱなしにして、ずっとスマホの画面と睨めっこしている人もいる。こういう人は、あまり勉強しないまま何時間かを過ごした後、「勉強した」気分で喫茶店を出るのだろう。

生徒に限らず、大人でも、いちいち場所を選んで勉強や仕事をする人たちが多い。価値観は人それぞれとはいえ、僕はそういうのを「効率が悪い」と思う。

自宅がゴミ屋敷だったり、家族と不仲だったりするならまだしも、自分の部屋があるにもかかわらず、わざわざ外に出て勉強や仕事をするのはなぜだろう?

「自宅(自室)だと、テレビやマンガなどがあって誘惑が多いから」はよく耳にする理由だ。しかし、そういう誘惑に負ける人は、どこに行ったって、誘惑に負けるのではないだろうか?参考書をテーブルの上に置いてスマホを見ている人はまさにこれだ。

東大や医学部に現役合格するような優秀な生徒たちの中にも、「自宅だと集中できないから」と言って、塾の自習室などを利用する人がいる。だから、一概に「外に出るのは効率が悪い」とは言い切れないのかもしれないが、やはり効率が悪いと思う。

移動時間はロスになりやすい。喫茶店などを利用する場合は300~1,000円程度の出費が必須だからだ。塾の自習室にしても、塾代の中に利用料が含まれている。最近は、大人向けの自習室としてコワーキングスペースがあちこちにあるが、それなりの利用料がかかる。

勉強や仕事をするために外へ出ると、どうしても自宅でするよりも、時間や金が余計にかかる。その余計にかかった分を上回る利益を得られるなら「コスパがいい」のだろうが、果たして……。

しかも、このコロナ禍で、喫茶店やファミレスを利用するにも、いろいろ制限が多くなった。少し前に流行った「ノマドワーカー」という言葉も、最近はめっきり聞かない。不要不急の外出は目の敵にされる時代では、ノマドワーカーの存在は全否定されたようなものだ。

そう考えると、僕のように、外に出るのを面倒がる引きこもりが最強なのではないだろうか?

僕についていえば、確かに自宅だと誘惑が多いが、どうせ外に出ても誘惑に負けるので、「自宅でも外でも同じ」だ。それなら、わざわざ時間と金をかけてまで外に出る理由はない。

自宅にいれば、好きなときに昼寝できるし、シャワーを浴びることもできる。気分転換として、近所のスーパーに半額を買いに行ってもいい。誰の目も気にせず、あんなことやこんなこともできるし……。外に出たら、どれもできなくなる。

もちろん、自宅ではできない仕事も多い。しかし、自宅でできる仕事を外でする必要はない。ネットで完結する仕事をしているのなら、ネット環境の整っている自宅でゆったりまったり取り組めばいい。

僕のような人種にとって、引きこもりはコスパ最高だし、最も効率のいい生き方だと思っている。外に出ることだけが正しいわけではない。勉強も仕事も自宅でできるようにした方が、これからの時代には適しているのではないだろうか?

コロナ禍で世界が変わった今こそ、引きこもりのすばらしさを強調したい。

 

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